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2008.11.18 エキモフ語る
ロシア、サンクトペテルブルクのコレスタヴァスク島(?Крестовском острове)に8年後に完成予定のトラック競技場の開会式が、先日行われたそうです。
市長のワレンチナ・マトヴィエンコ氏らとともに、アレクサンダー・クズネトソフ(カルペツをはじめとする現役ロシア人選手達の育ての親であり、伝説のコーチ。)とビアチェスラフ・エキモフも参加。

そこでのエキモフインタビューです。
(かなりあやしいロシア語訳です、申し訳ありません。。。)

sport-weekend.com

・なぜ、サンクトペテルブルクにトラック競技場が必要なのですか?
「サンクトペテルブルクにとってトラック競技場は空気みたいに必要なものです。
ここは、いろんな面を持つ都市でもあり、都市として中心を担っている場所でもあります。
急に近代都市として発達していますが、トラックの競技場はないのです。
同じような競技場があるにはあるが、国際基準をみたしておらず、世界選手権を行う事はできないのです。
新しい競技場は250メートルのトラックで、ヨーロッパの世界選手権を問題なく開催できます。」


・サンクトペテルブルクのトラック競技場の建設にあたって、様々な問題がありますが、それでも完成すると思いますか?
「私はアレクサンダー・クズネトソフをとてもよく知っています。
彼が目的の為ならどんな努力をしてでも、それを達成する人だということに何の疑問もないですよ。
ただ、私はそんなに短期間で建てられるものではない。とは言っていましたが。」
(クズネトソフがこの競技場の建設に何らかの形で関わっているのでしょうね・・・きっと。
そしてそこに問題でもあるのでしょうか・・??)


・あなたはアスタナで働いていますが、ロシアにはそういった場所はなかったのですか?
(この質問何だか笑えます・・・そんな単刀直入に聞かなくても。笑)
「私がアスタナと契約した時には、ロシアにはアスタナレベルのプロジェクトはなかったのですよ。
ティンコフのマネージャーと特別な関係もありませんから、考えもしませんでした。
ある日突然私がロシアのチームに戻る事はあるかもしれませんが、でも、アスタナとは2010年まで契約がありますから、当分は行くことはないでしょうね。
アスタナで働くという事は、この世界をリードしているヨハン・ブリュイネール監督のもとで様々な経験をする事です。
そして今チームはランス・アームストロングをロードレース界に復帰させるのです。」


・ランスの復活はチームにプラスとマイナスどちらをもたらしますか?
「ランスには集団をコントロールする才能があります。
それはチームにとっては大きなプラスですし、若い選手にとっては本当にプラスだと思います。
私自身彼とチームメイトとして走っていて、変わりましたよ。
彼は非常に強いエネルギーを持っていますから、そう簡単には彼を遠ざける事はできないし、彼の価値というのはごまかしようのないものなのです。」


・スポーツ選手が復帰しても、現役レベルに戻れない多くのケースがありますよね。
 ランスについてはどうでしょうか?

「ランスは彼の可能性や能力を結果によって証明するつもりだと思います。
全てのドアが閉じられていて、さらにドーピング問題があるような現状のなかで、この競技に復帰して結果を残してこそ、意味があるのです。
私はそれがスポーツだと思います。
もし、あなたがスポーツを否定的にとらえるなら、きっと死ぬまで疑い続ける事になるでしょう。
私はシドニーで金メダルをとり、4年後のタイトルを防御しようとしましたが、けがによって金メダルを獲得することはできませんでした。
しかし、また戻って来るための力を、ツール・ド・フランスに参加する事でみつけたのです。
その後、チームのディレクターとして働くよう申し出があり、私の将来にとってもいい案だと思ったので今があるのです。」


・あなたのキャリアは満足のいくものでしたか?
「もちろんです。後悔はありません。」

・私はもう一度あなたに戻ってきてほしいのですが・・そういうことはありませんか?
「真実は私の暮らしにありますよ。
私はレースで車に乗っていますが、気持ちは自転車で走っているのと同じで、違いは体力を使わないと言うことくらいです。
でも、サドルに乗っている以上のアドレナリンがでるのですよ!」


・新たなドーピングスキャンダルの話題もあり、自転車競技はオリンピックの種目から除外されるという話もありますが?

「北京オリンピック中のドーピングテストを再確認したなら、ロードレースは最も純粋なスポーツであることが証明されるでしょう。
今のドーピングコントロールの中でドーピングを行う事は不可能なのです。
血液ドーピングにおいても、オリンピックの前には最新の識別方法を学んでいます。
だから、この問題においては、ゆっくりと眠る事ができるのです。

しかし、別の問題が自転車競技をオリンピックから除外するかもしれません。
自転車競技の人気というのは、ヨーロッパにおいてのみなのです。
アメリカ、オーストラリア、アジア、アフリカで私たちのスポーツをもっと知ってもらう必要があるのです。
近い将来、中国やロシアでプロツールが開催されるのは偶然ではないのです。」


・ロシアでの自転車競技の人気というのは将来的にはどうでしょう?
「ロシアでは、まずはトラック競技が人気になると思いますよ。
完全な舗装道路がないという問題がありますから。
あとは、選手が出場できる機会をもっと増やすべきです。
多くのロシア人選手達は南へ下り、コーカサスで走っています。
私自身この2年、サンクトペテルブルクでは走っていません。
はやり、まずはトラックからでしょう。」


・オリンピックで勝利できる後継者育成のためには、いくつの競技場を作りたいですか?

「モスクワやサンクトペテルブルクといった長い伝統をもった都市の中で、付属品としてではなく、都市に組み込まれる形で、作られるべきです。
例えば、なぜトューラ(ロシアの一都市)に別のトラックを作らないのか?
自転車のメッカであるロシアで、まだ競技が野外で行われているのです。
最近私は、バルト海付近でのトラック競技場のオープニングに出席したのですが、ここはEUが9カ月という短い期間で建立したものでした。
バスケットボールのコートに合わせて、トラック競技場がありました。
知っているとおり、バスケットボールはリトアニアで最も人気のあるスポーツです。
このプロジェクトには、3700万ユーロかかったそうです。
ロシアにとって、これはお金の問題ではありません。
自転車競技の熱狂的なファンが必要なのです。」




最後の「お金じゃないんです!熱狂的なファンが必要なんです!」と言う言葉。
その通りだな~。ファンが広がって、選手層が厚くなって、そして良い選手がでてくる。
強い選手がいれば、その競技の人気も高くなります。
ロシアだけの話題じゃないような気がしますよ。
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